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ル「あの街、スゲーな洞窟の中に出来てるんだな」
リ「ホント、アンタ何にも知らないのね。あそこの街の名前、知ってる?」
ル「いや、何て街なんだ?」
リ「アンタ、本当のこと言ってるみたいね」
ルークの発言を聞き、リタは一人納得したように頷いてる。
ル「おい、何言ってんだよ!つか、あの街の名前は?」
リ「ああ、学術都市アスピオよ。それより、アンタの世界って魔導器ってある?」
今まで無愛想だった少女だが、先ほどの質問から様子がおかしい。何か興味が湧いた子ども用だった。
ル「ねぇよ。つか、俺が違う世界から来たって信じてくれるのか?」
リ「まぁね。アンタ、アスピオも知らないって言うしこの世界の人間なら知ってて当たり前だしね。少しは信じてあげるわ」
ルークは、一人でも理解者がいてくれること喜びを感じた。たった一人、別の世界に飛ばされ不安と孤独を感じていた自分に手を貸してくれる人が現れたのは凄く嬉しいらしく自然と笑顔になった。
お礼の言葉を述べようとしたが、大きな声に阻まれてしまった。
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