第1章 運命の悪戯

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ル「近づくと、さらに大きく感じるな」  ルークは、大木の麓まで近付くと上を見上げる。大木には、蕾が付いておりまだ咲く様子はなさそうだった。    その大木の大きさに見とれていると急に後ろに気配を感じ振りかえると見知らぬ男が立っていた。 ?「こんにちは……」  その男は、身のこなしに隙がなく赤茶色の髪で目の色が深緑の男であった。その中で、もっとも特徴的なのが身の丈くらいの棒を肩に背負っていた。 ル「どうも……」  ルークは、その雰囲気から自然と男から距離を取ってしまう。 ?「どうしたんだい?そんな顔では、せっかくの綺麗な瞳が台無しだよ」  そう言って、さらに男は薄ら笑いを浮かべルークとの距離を縮めてくる。
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