第1章 運命の悪戯

4/21
前へ
/161ページ
次へ
ル「女?」 ?「何だと思ったのよ!変態!!」  ルークは、じっと少女を見た。複雑な印が刻まれたローブを着ていて、頭に被ったフードの隙間からわずかに見える顔は整っているものの、とても幼く見える。幼いためか少年と名乗っても違和感を感じられなかった。 ?「何が目的よ、変態!!」  自己防衛のためとはいえ、押し倒したまま見つめていては、これでは本当に変態になってしまう。現時点、すでに変態と言われてしまっているが。 ル「いや…その悪い…俺も何がなんだかよく分からなくて」  ルークは、そう言って少女から離れる。少女もとりあえず、体を起こしルークを睨みつける。
/161ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加