第1章 運命の悪戯

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 あれから一日たったが、未だ状況が理解できない。 ル「どうなってんだ。俺、消えた…いや消えたはずじゃ」  言いなおすことではないが、ヴァン師匠と戦った後ローレライを開放して音素乖離を起こし消えたはずの自分が何故、生きているのかが分からない。 リ「う~う~って、うるさいわね!!」 ル「仕方ねぇだろ!死んだと思ってたら生きてるし、ここはオールドラントじゃねぇって言うしさ分かんねぇことだらけだしさ」  昨日、リタにブッ飛ばされた後バチカルはないことを聞き、この世界がオールドラント出ないことを聞かされた。この世界は、テルカ・リュミレースと言われて王都バチカルではなく帝都ザーフィアスがあるらしい。  こんなことになる理由って言えばローレライしかいねぇだろうな。俺にどうしろって言うんだよ。本当にオールドラントへ戻れるのだろうか。 リ「で、アンタ何時になったら出てってくれるの?」 ル「待ってくれよ!状況が分からねぇのに…もう少し居させてくれよ」  リタは、ルークのうろたえた姿を見てハァと肩から息を吐き、もう一度ルークを見て言った。
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