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疑惑は残るがここまでやってやらないわけにはいかないか。
切り裂いた背中を縫っていく。
「・・・いたっ!」
縫うのが下手なのか武明は指を刺していた。
「仕方ないのぅ。
どれ、わしに貸してみろ」
それを見ていた宗吾が武明から人形を取って縫っていく。
宗吾は意外にも細かい作業が得意なのだ。
「ほれ、出来たぞぃ」
「・・・ありがとう」
宗吾から人形を受け取る。
「気にするな。
人には得手、不得手があるからのぅ」
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