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そのあとも他愛のない話で盛り上がっていた。
お互い好きなものがアニメ、ボーカロ●ドと似ていたこともあってメールも自然と続いた。
《てか、機種同じだから電話番号でメールしよーぜ( ̄0 ̄)/
電話番号↓
09..........》
そこからは電話番号でメールをしていた。そのあと飯田くんから
《http.....
俺のホムペー。更新そこまでしないけど(笑)》
教えてもらって自分のを教えないのもどうかと思って、わたしもやっているホムペを教えた。
飯田くんのホムペ。…………すごい。
日記には飯田くんが恋してる、一個上の同じ吹奏楽部の先輩の話や普通の日常が書かれていた。
飯田くんがその先輩を好きなことは前から噂で知ってたし、今日、本人ともそういう話もたくさんしたからそんなに驚いたりはしなかった。
だからわたしの印象に残ったのは、日記よりも、「詩」だった。
どの詩もとても感情がつまっていて、つい泣いてしまいそうなほど、共感できるものばかりだった。
感想はいわなかったけど、すごく、すごく惹かれた。
飯田くんが書いた詩、にたいしてなのか、飯田くん本人に対してかは定かではないけど。
飯田くんはいったいなにを抱えているんだろ…?
飯田くんの目にはどのようにこの世界はうつっているんだろう…?
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