0人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日からも毎日の様にメールをしていた。
でもわたしは飽きることを知らなかった。
そんなときわたしはあるしょうもないことをお願いしてみた。
《ねーねー、ツンデレーなセリフ言ってみてよ(^-^)》
なんでこんなお願いをしたのか、全然覚えていない。
そしてわたしはあろうことか、ノリにまかせて電話をかけたのだ。
……電話、苦手なくせに。
これが初めての電話だった。
ルルルルル...ルルルルル...ルルル..プッ
「…………もしもし」
電話ごしに聞く低めのゆったり口調。
たしか、飯田くんも電話苦手って言ってたっけ……。やば、手汗めちゃ出てきた……。
「もしもしー、ねーねー、ツンデレーなセリフっ!!」
わたしは苦手な電話のせいでテンションがおかしくなり、逆にハイになっていた。
落ち着け、わたし。メールと同じ、メールと同じ………。
「そんなん、思いつかんし…」
最初のコメントを投稿しよう!