【第0章】アーデンという世界

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 アーデンと呼ばれる世界がどこかに存在する。3つの大陸と、大小様々な島々のある世界だ。  そこには、人間やモンスターといった多くの生き物が暮らしている。  アーデンには、魔力という不思議な力が存在する。あらゆる形、現象、エネルギーとして。  生物が体内に持つ魔力、《フォール》 魔力を秘めた結晶、《フォーン》  人々は2つの力を利用して、3つの技を身につけていった。  北の大陸に暮らす人々は、火や水を生み出す魔法を。 西の大陸に暮らす人々は、モンスターを使役する術を。 東の大陸に暮らす人々は、魔導技術を。  やがて、世界に3つの大国が生まれる。 北の《ソザード王国》 西の《ソルディア共和国》 東の《ファルジニア帝国》  人々は互いに交友を深めながら、平和に暮らし続けた。  しかし、その平和な時代は突如終わりをつげる。  世界暦1983年、フォーンを巡る戦争、《フォーン戦争》が始まってしまったのだ。  それから、15年の月日が流れる。  世界を巻き込んだ戦争は、未だに終わりの見えぬまま続いていた。
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