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第四章-ハッピーエンドとエクスカリバー
ハッピーエンド。
めでたしめでたしで終わる物語だけがハッピーエンドなのだろうか?
誰も死なずに誰もが幸福で、後腐れの無い終幕がハッピーエンドなのだろうか?
黒幕が倒れ英雄が讃えられ、真犯人が発覚して主人公の冤罪が解け、男と女の恋と夢と希望と未来と愛と勇気と正義が叶う作品だけがハッピーエンドなのだろうか?
不幸に見舞われ、苦悩し、報われず、悪に染まり、下劣で、怠惰で、悲劇的で、愛が壊れ、後味の悪い、絶望に満ちた、バッドエンドと銘打たれた誰も幸せになれない物語は、ハッピーエンドじゃないんだろうか?
ハッピーエンドだって勘違いした方が、きっと幸せじゃんか。
エクスカリバー。
言わずと知れた伝説の剣。最も有名な武器とも言える。
アーサー王が所持していた剣であり、魔法の力が宿っているとされる。
数々の作品に最強の聖剣として引用されて、むしろ最近では飽きられつつあったりする。
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