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セイヤSide
「ただいまwwwwww」
「ルシルシWWWWWW三位まで来てキラー使うかWWWWWWWWW」
「フハハハ!キラーは最後の一周で使うのが勝負の要!と言ってもその一周までに順位をあげなきゃだからダルぃ……」
「魔王らしい傲慢さを出したと思ったらwwwいつものルシルシだwwwwwwwww」
「ぬぐぅ……また四位……」
聞けよwwwwww
「あ、そういえばセイヤwwwさっきユートから買ったRUMBA(ル〇バ)が充電完了して掃除始めたぞwwwwww」
「ちょwwwカバモノ帝国オワタwwwwwwww」
掃除ってのは、ちょっと改造して普通の掃除機能も付けたんだぜwwwwww
今回彼が動いた理由は普通の掃除に行くためなんだが…wwwww
今出動となると他の“掃除”もやってくれんだろうなwwwww
はてさて、カバモノ帝国の皆様の内何名の方が謁見の間に辿り着くのでしょうかねwwwwww
ういぃぃぃん
彼は今日も使用人達の仕事を減らすために働いていた
無駄に広い城内の埃、塵、勇者、の誇りを取り除くために働いていた
「クソッ!この城広すぎる!」
「手分けするにも道が多すぎるな」
「最初三十人いたのがすでに五人。まるで迷路だな」
ういぃぃぃん
「なんだ?」
「ロボット?」
そんな彼が見付けたのは鎧を着た騎士たち
うぃん…
彼は動きを止め、そちらに向く
しばらく、騎士たちを見て自分の中にある情報と照合していく
《メモリニ、イッチスル、データナシ。ヨッテ、シンニュウシャト、ダンテイ》
彼は機械音声でそう言い、自身から刃を出し、それを高速回転させる
《オソウジヲカイシシマス》
そして、騎士たちに高速で近より、まず足首を切断
叫び声を上げながら倒れる騎士たち
そんな彼らに対して、彼は刃の回転を止め、そのコンパクトなボディーから出たとは思えない、二つの鉄のハンマーを取り出して近くにいる騎士をミンチに……
逃げ出そうとした他の騎士たちに先のとがったコードを伸ばして刺し、逃がさないようにした
そして、自らを大型シュレッダーに変化し次々に入れて微塵にして、コンパクトな姿に戻って
最後にミンチ肉を血の一滴まで吸い込み
ういぃぃぃん……
新たな“ゴミ”を求めて移動し始めた
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