それぞれの想い

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「冷桜が消え、毎日のように いろいろな族が赤桜に来て 守っていかなきゃいけない 俺は副総長だから そうなってたんじゃない?」 五十嵐のように 貴方はこれから守っていかなきゃならない者に 恐れを感じていた 「まぁ、私はよくわからないけど そんな朱里を総司は心配したんだと思うよ」 だって、朱里は総司にとって たった一人の家族でしょ 血は繋がってなくても 戸籍上家族じゃなくても 朱里が総司に ‘今日から俺らは家族だ’ そう言った日から 総司にとって朱里は 大切な大切な家族なんだよ 「・・・そんな、予想話 やめてもらいてぇな」 そこにいるのは気づいてた でも、気にせず続けた 「いつからそこに・・・」 朱里が驚いた顔をする 気づかなかった方がビックリだよ 総司は壁に寄りかかる 「確かに、お前を副総長から 下ろしたのは俺だ 別にお前の事を嫌ってるんじゃねぇよ お前がいたからここまで 赤桜を守れてきた ずっと俺を支えてくれたお前が いつか、崩れるんじゃないか不安だった」 朱里はそうゆうタイプだ いつも、一人で抱え込んで 悩んで優しい嘘をつく .
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