第1項 日常

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「なんだよこれ」 呟きながらこの国は個人情報もへったくれもないなと思った 取り扱い説明書は普段からあまり読まないタイプだが少し悪質な広告だなと思ったので読んでみることにした 表紙をめくり一枚目にサッと目を通す ・第一項 ハンカチの使い方 会社の上司がコーヒーをこぼします それを拭くために使います 飯田輝夫さんに対する上司の態度が向上します ・第二項 バスの乗り方 、、、 何を根拠にと言うような要領を得ない文章が A4用紙3枚にズラズラと書いてあった 当然あまり頭には入ってこない とゆーより入れるだけ無駄だと思った 取り扱い説明書を無造作に放り投げた 説明書はパサッと音を立てて食べ終えて5日は経つだろうカップ麺の容器やらビールの空缶などが転がっている床に落ちた 放り投げた後この取り扱い説明書がどうゆう目的、経緯でポストに投函されたかなどは少し気になったが その疑問は2秒後には 先ほどからつきっぱなしになっていた TVに映ったザ・たっちのどちらが 兄貴なんだろうと言う疑問で さっぱり消えてしまった
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