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U.C.0079
January 6
太平洋
突き刺さるような日差しと静かな波の音、潮の香りがここは陸地ではなく、海の上であることを改めて教えてくれる
「波風が気持ちいい…」
そう呟いた男は、船の甲板の上らしきところで手すりの上に両腕でもたれかかりながら海を見ていた
遠くの方でうみねこの鳴く声が聞こえる
男の身なりは白い制服に帽子、袖の先に金色の碇のマークがあしらってある上着に、長ズボンに革靴を履いていた
どうやらこの艦の士官のようだ
男の肩章からみるに尉官相当の者と分かる、さらに胸には英字で『E.F.M.F』とワッペンが付いていた
―Earth Faderation Marine Force―
『地球連邦海軍』
彼らは広大な地球の海を預かる海の守り手である
地球上には海軍の他に、陸軍『E.F.G.F』、空軍『E.F.A.F』のこの三軍で地上軍を構成している
「大尉」
ふと、後ろから呼びかけられた
男が振り向くと、そこには長身で整った顔立ちの若い士官が立っていた
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