ある週末

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ロッカーに戻って、残ったペットボトルの常温に成ってしまった水を流し込む。 堪能……する間もなくペットボトルも空になる。 まあ、所詮残った分だからこんなもんだ。 服を着替える。 館内着は軽くたたんで最初の袋へ。 鞄を持って忘れ物がないことを確認する。 バスタオルとフェイスタオルは浴室を出たあたりにあるボックスの中。 空きペットボトルもちゃんと所定のゴミ入れに。 さて、帰りますか。 下りは階段で。落ちないように気を付けながら…… ぽてん。ぽてん。ぽてん。ぽてん。…… ご飯所は朝はやってない。らしい…… おみやげ物売場も……ここ、いつ開いてるんだろう? もしかしたら受付さんに言うといいのかな? ……今日なんて何もいらないけど…… 受付さんに声を掛けて、精算してもらう。 会員カードを持ってるので、ちょっとだけ安い。 ……年会費払ったけど…… さて、下足入れは……れーじ……『れの二』 結構覚えているもんだ。 靴を履いてドアを出るところで受付さんがありがとうの声を掛けてくれる。 見返りながら会釈を返して表に出る。 さて、お腹が空いた気がする。朝ご飯にしよう。
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