とある日に…

ある週末

章の区切れでふと時計を見れば、もうじき午前二時。
バスタオルを外して頭をかき混ぜれば、結構乾いてる。

ここは、午前九時から午前十一時の二時間で館内清掃らしい。なので七時間後には追い出される。
話の続きは気になるが、そろそろ一眠りしよう。

ベッドはないが、寝椅子はある。
テレビも付いてる優れものだ。……今からテレビなんて見ないけど。

問題は、どこが空いているかだが……。
入り口脇が空いていた。
この際、空いている場所があるだけラッキーだ。
！
残念だが、貸し出しのブランケットがない。……まあ、館内は暖かいから、頭に乗せてたバスタオルを腹に掛けて寝るとしよう。……半分くらい湿ってる……湿って無さそうなところを腹に掛けて、残りは寝椅子の脇から床に付かないようにして垂らす。
そのうち乾くだろう。

さて、お休み。