ある週末

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さて、そろそろ出て仕度をしないと看板になる。 …髪も乾かしたいし… 上がり湯を浴びて、固く絞ったタオルで身体を拭いて… 下着と館内着を着こむ。 バスタオルをやっぱり頭に巻いて、まずは水分補給! …あ? あぁ、まだ私の分は残ってる…よかった… ピッ! 今度は7! こうにゅ~! ガコン! な音で、再会! コーヒー牛乳様! 緩む口許を引き締めながら、シールを切って… 堪能する! 堪能する。 堪能する。 堪能…もうない… 仕方がない。 ビンを返して、髪を乾かそう。 6~7個並んだ鏡台に、ティッシュペーパー、コットンパフ、綿棒は勿論、化粧水も乳液も揃ってる。 そして、でっかいドライヤー。 1つだけある洗面台の脇に揃えてある消毒済みブラシを1つ取り、空いている鏡台に座る。 巻いていたバスタオルで頭をかき混ぜて、髪を解かす。 おもむろにでっかいドライヤーを手に… 重い… よいしょ バスタオルの端で頭をかき混ぜながら、ドライヤーをかける。 えっと…地肌を乾かすように…? 普段、自然乾燥派なのでドライヤー経験値が低い… でも、頑張る! ガーガーガー わっしゃわっしゃわっしゃ ガーガーガー ざかざかざか なんか、乾いた気がする…いいにしよう… 手馴れた仕草でポニーテールを結って終わりにする。 早朝から朝風呂に来てる人も居るから、用事が済んだら場所を空ける。 おっと! 忘れちゃいけない。落ちた髪の毛は拾い集めてゴミ箱へ。 ついでに、ブラシに絡んだ髪の毛も。 他人の髪の毛は気持ち悪いもんだ。 ブラシは、洗面台下の使用済みブラシ入れに返す。
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