第七章 井戸にて

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イズミは必死に抵抗した。 「中を!一目でいいから!見せてくれ!」 イズミがあまりに言い張るので、兄は、「分かった。そんなに言うなら覗いてみろ」と手を離した。 イズミは大きく蓋を動かして、井戸を覗こうとした。 その時兄は後ろから、イズミの体を押そうと襲いかかった。
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