雷鳴の使者

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香港の街で…マシン・ブルースペーダーに乗り疾走する剣崎一真(ブレイド)。 キキィーーー‼ブルン❗…ブレーキ音とマフラー音 暗黒街・九竜(クーロン)に到着し…慎重に周囲を調べ始めた剣崎一真(ブレイド) 剣崎『確かこの辺りだったよな?怪しい奴らがたむろしてるって噂の場所は…。』 辺りは薄暗く、不気味なほど静まりかえっていてハエの羽音しか聞こえない…。すると…何か得体の知れない何者かの足音が集団でこっちに向かってくる。 ジャッ…ジャッ…ジャッ…ジャッ…。 剣崎『な…何かがこっちに来るぞ⁉』 剣崎の首筋に冷たい汗がつたう。 近づくにつれて、何者かの姿が薄明かりに照らされ、その輪郭が浮かび上がった…奇妙な軍服にヘルメット、右手には鋭いカギヅメ、顔にガスマスクのような仮面を被った兵士たちが隊列を組んで近づいてくる。 ファントム兵『ヤァ〰❗ヤァ〰❗』 奇声を上げる⁉ 剣崎『な…何なんだ⁉コイツらは‼』 剣崎の前に来るとファントム兵たちは、その歩みをピタッと止め…剣崎の周囲を取り囲んだ。そして、いきなり襲いかかって来た‼ ズシャ❗…鉄の爪が剣崎のブルゾンの袖を切り裂く❗
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