ギルド本部からの使者

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「あにき、なんかめちゃくちゃ怒ってるっぽいっすよ」 「ぽいじゃなくて完璧に怒ってるなあれは…短気なんだよ、自分をコントロール出来ない未熟者なのさ、可哀想にな」 「未熟者の癖に総長なんだね、じゃあ隊の者が可哀想だよ…いや待てよ?隊の者も更なる未熟者なのか?そうだね、それなら納得だよ、あはははっ」 ベータだけじゃなくミハイルまでノって来た(笑) 何とかって総長?…もう狐君でいいや。 身体ぷるぷるさせてめちゃくちゃ怒ってる。 つか、こいつ本部の人間だったっけ? こんだけ怒らせたら、もう本部との関係は修復不可能じゃないか? ミハイルもノって来てるって事は、それは構わないって事か? …よし…こうなったらとことんやろう! 「つか、アベルって面かよ?そんな勇者っぽい名前、お前には贅沢過ぎんだろ?お前なんかピエ~ルで十分だろ?ピエールじゃなくピエ~ルな!」 「…クルクルの巻き髪…似合ってない…」 「蒼月より気持ち悪い人間がいるとは考えもしませんでした気持ち悪い!と言うよりも、人間にカテゴライズして良いものか…」 「アルファさん、僕を引き合いに出さないでよ!あれよりはマシでしょう?」 「ぱねぇっすわ!マジぱねぇっす!あのツルツルテカテカの服とか間違っちゃった貴族って感じ?ベータなら罰ゲームでも無理っすわ!」 「あはははっ…止めなよ君たち、もう怒りを通り越して涙目だよ…彼」 「…普通涙は美しい…でもあれは違う…汚い」 「めっちゃぷるぷるしてるっすよ!小鹿ちゃんっすか?いや、小鹿に例えたら小鹿ちゃんに失礼っすわ!マジぱねぇすわ!」 お前らやり過ぎ。 いやここは… いいぞもっとやれ!
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