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メアリー
「どうして、ギャリー?
メアリーと幸せになるの、
嫌なのかな?
そんなことないよね?
ギャリーはメアリーのこと
だあいすきだもんね」
なれーたー
「メアリーを泣かせるなんて
許せない!
そう、トピックを遡ると
『遅れてすみません』
『遅れました』
『主催者なのに申し訳ない』
『ごめんなさい』
『ダメな子ですみません』
『次こそは』
二年で無数……何十回
に渡る書き込み。
平気の3ヶ月止め。
そう、少年は排除され
これからは平穏な
虚な狭間が掛け合われ、
物語が作られる。
ちなみに、少年は書いた。
虚な狭間の番外編を。
少年は書かない。
永久の物語にしたいのか。」
ギャリー
「やー!なんか聞こえるー!
まじでごめんなさい。
次からは気を付けます!」
なれーたー
「少年は過ちを繰り返す。
人間をやめてしまえ」
ギャリー
「暴言が……ッ!
く、俺は、勇者になる!」
なれーたー
「なれない。」
なれーたー
「少年のことは完全否定しよう
けれど何故か諦めきれない
この世への未練がその年齢
まで生きてもあろうとは。
ああ、14歳だった。
すっかりおじいちゃんの
少年である。」
ギャリー
「おじいちゃんって
いうんじゃありません!
そう言ってるアイダに
なんか追ってきてるし!
なんとか逃げ切らないと…
生き残りたい生き残りたい
まだ生きていたくなる
だって俺、若いもん!!」
なれーたー
「そんな少年の戯言など
なかったかのように、
メアリーはふわりと
少年の前に立ちはだかる」
ギャリー
「う、うあああああっ!?」
メアリー
「どうして?
メアリーと一緒の幸せ。
メアリーの世界は、
何よりもしあわせだよ?
追うものだって何もない
どうして、メアリーと
来てくれないの?」
なれーたー
「メアリーの包丁が光る。
そのまま少年の腹を
えぐることを期待して
いたのだが、
少年は咄嗟の判断で
交わして走る。
走るなよ」
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