引っ越しの挨拶に持っていくモノを悩むのは自分だけじゃない

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とある休日 誰かが春高の部屋のチャイムを鳴らした ピンポーン。 「誰だよ…こんな朝に…もう昼の2時だけど…はーい…」 春高はスエット姿で、眠そうな目をこすりながら部屋のドアを開けた ガチャ… 「こんにちは…」 ドアを開けると、そこに居たのは小顔で、背は少し低く、ピンクの髪で前髪をゴムでくくっている、服は赤のパーカーを着て、下は膝下まである黄色いズボンで星柄のスニーカーを履いた可愛らしい美少女だった バタン。 春高は驚きのあまりすぐドアを閉めた 「夢か?なんか可愛い娘が家の前に…確認のためにそっと…」 春高は気を取り直し落ち着いてゆっくりもう一度ドアを開けた。 ギィィ… 「こんにちは♪今日このアパートに引っ越してきた、菊野 秋です!!よろしくお願いします!!」 満面の笑顔で挨拶をする美少女 「夢じゃない…」 春高はその美少女に少し見とれて思わず口から本音がもれた 「え?」 美少女は春高が何を言ったのか聞き取れず、不思議そうな顔で首を傾げた 「いえ、よろしくです」 それを見て春高は我に返り、焦りながら少し頭を下げ挨拶をした 「あの、これ引っ越しの挨拶変わりですが…」 美少女は春高に一人でギリギリ持てるぐらいの大きなダンボールを渡した。 「はい、ありがとうございま…ズシ!!」 それはかなり重たいで、春高がよろめくぐらいのダンボールだった。 「 け、結構なものを頂いた見たいで…(なんでこんなに重たい?)」 「いえ、ではまた♪」 「はい、で、ではまた…」 バタン… そう言って春高はドアを閉め美少女は帰っていった 春高は美少女からもらった段ボールをフラフラになりながら部屋に運んだ 「あぁぁ…重たかった…このダンボール何が入ってんだろ…まぁ開けるか…」 ビリビリ…バサ… 春高がダンボールを開けた、春高は中身を見て驚いた… 「…なぜ?」
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