引っ越しの挨拶に持っていくモノを悩むのは自分だけじゃない

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「で、どうするよ…」 これからどうするか座りながら考える3人 スタッ!! すると夏樹と冬馬がいきなり立ち上がって部屋を凄い勢いで出ていった ダダダダダッ バタン。 「あいつらどこ行ったんだ…まさか…あの美少女の所へ聞きに?アイツら根性あるな…ちょっと見直したぜ…」 春高は夏樹と冬馬の勇気に少し感動し笑みを浮かべた 5分後 ガチャ… 春高の部屋のドアが開き夏樹が帰って来た 「おっ、帰って来た、どうだっ…」 春高は固まった 夏樹はなぜか野球のユニフォームを着て帰って来た。 「俺が秋を甲子園に連れていく!!そして秋の前で優勝して見せる!!」 そう言って玄関前で叫びながら拳を握りしめる夏樹 「甘いなぁ…」 「何!?」 次は冬馬がサッカーのユニフォームを着て帰って来た。 「俺が秋を国立に連れて行くんや!!そして告るんや!!」 「国立だけにか?国立だけにかぁぁぁ!!」 「甲子園なんてもう古い!!これからは国立や!!お前はせいぜい球拾いでもしとれ、アハハハww」 冬馬は夏樹を見て高笑いした 「なんだとこの万年補欠部員がぁぁ!!」 夏樹がそう言うと冬馬は高笑いをやめ、夏樹を睨みつけて両者火花散らした 「なんやとコラ!!」 「やんのかコラ!!」 一方の春高は… 「ちょっとでも見直した俺が馬鹿だった…」 少しでも凄いと思った自分が情けなくなって顔を手で覆い落ち込んでいた
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