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春高と夏樹は隣の203号室前に来た
「ゴラァ!!仲道冬馬!!居るのは分かってださっさと出て来やがれ!!」
ヤンキー口調で舌を巻きながら、大声で叫ぶ夏樹
昼飯の時間って言う事もあり近所からの目が集まる
「ヒソヒソ…」
「すいません、ただの遊びでして、本当に遊びですので…」
涙目になりながら近所の人に平謝りする春高
「(なんで俺が近所の人に謝ってんだよ…)」
そんな事はお構いなしに叫び続ける夏樹
「ゴラァ!!さっさと出て来やがれ!!10数える内に出て来い!!でなきゃ強行突破口じゃー!!」
そう言うと夏樹はカウントダウンを始めた
「1…」
バゴーン!!!
まだ1秒しかたってないのにも関わらず部屋のドアを前蹴りでぶち破る夏樹
「1でぶち破ったぁぁぁぁ!!!」
春高が驚いている間にも夏樹は部屋に土足で侵入していく
「ゴラァァ!!どこに隠れてんだ!!出てこいや!!」
冬馬を探しながらキョロキョロする夏樹
だが、なぜか真っ暗で部屋の真ん中に布団の富士山がそびえ立っているだけで冬馬の姿は見当たらない…
「居ねぇのか…」
少し残念がる夏樹
しかし、その時布団の富士山がもぞもぞと動き出した
「!?誰だ」
いきなり布団が動き、驚く夏樹
「冬馬だろ…」
春高は冷静に突っ込みをいれた
「俺や!!」
布団の富士山の中からパジャマ姿の冬馬が出現
「てめぇ何でここに…」
まるで敵を見るように睨み、竹刀を構える夏樹
「そりゃ冬馬の部屋だからな…てかさっき「出て来やがれ!!」って言ってたよな…」
仲道 冬馬(なかみち とうま)
趣味 夏樹と一緒なって春高をイジル事
マイペースで何を考えているか分からない性格
関西出身
目が細い、目が空いてるか判らないぐらい細い
普段は上下青いジャージを着ている
髪型はストーレートヘアーで青色の髪
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