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「よくここまで来た勇者よ…」
水玉模様のパジャマ姿で意味の分からない事を言いながら新聞紙を丸めて作ったと思われる剣を握りしめ、おもむろに構える冬馬
「貴様を倒すだけに俺は…生きて来た!!魔王冬馬よ!!」
なぜか便乗し自分は勇者だと思いこむ夏樹
「設定変わってるし!!勇者って何?暴走族はどこいった!?」
まさかの展開に2人が何をしてるのか分からなくなって頭を抱える春高
「何を言ってるんだ、賢者春高!!」
「誰?」
「何を言ってるんだ!!今までの苦労を思い出せ!!」
「いや、近所の人に謝る苦労はしたけど…てか、何でこんなに部屋が暗いんだよ」
春高は何故部屋が暗いのか冬馬に聞いた
「フッ…簡単なこと…電気代払って無いからや!!」
腕を組み、胸を張る冬馬
「ただの貧乏人じゃねーか!」
「スキあり~!」
隙を見ていきなり魔王に立ち向かって行く勇者
「!!ササッ…」
それに気付いた魔王は賢者の後ろに回り盾にした。
「なんで俺の後ろにぃぃぃ!!」
パァン!!
「本日二回目…」
バタッ。
またもや竹刀で頭を殴られ目を回し膝から倒れる賢者
「賢者春高ぁぁぁ!!」
賢者が倒れ怒りに燃える勇者
「おのれ魔王!!覚悟!!」
「いくぞ勇者よ!!」
「「うおぉぉぉぉぉ!!」」
2人は剣を交え、激しい戦いをする勇者と魔王であった。
これが馬鹿な3人の日常です。
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