始まりの歴史

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人間と魔族、相反する二つの種族は何千年もの間争いの最中にあった。 数で優れる人間、個々で優れる魔族。あらゆる場所にて暗躍する魔族は、数で劣るが故にゲリラ戦を敷いて戦っていた。 ある時は軍の補給基地を、またある時は小さな村々を襲い、一時は人間を敗北にまで追い詰めたのだ。 しかし人間共が信仰する【女神】の力により、魔族を撃退する【英雄】が現れた。 人間共が誇る【救世主】 魔族が忌み嫌う最大の【怨敵】 英雄は魔族を退け、魔族の王たる【魔王】を殺し、魔族を辺境の地へと追いやった。魔族の敗北により戦乱は潰えたのだ。 けれど魔族は滅びなかった。 新たなる王の誕生を待ちながら、虎視眈々と復讐の機会を待っていた。
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