プロローグ

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「やってくれたなガキが!」  少年に吹き飛ばされたせいで鼻から鼻血がポタポタと地面に垂らしながら男は睨む。 「てめぇらこそ覚悟は出来ているのか?俺の主に手を出そうとしたんだ無傷で家に帰れると思うなよ」 「野郎共!このガキを殺せ!」  男達は囲むように陣を取ると一斉に襲いかかる。  少年は紙一重で躱す、首筋に向けて手刀を打ち込む。  他の仲間も同じように倒す。  最初に吹き飛ばした男は足をガタガタを震わせながらなんとか立ち上がった。 「今なら見逃してやる。仲間連れて帰れ」
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