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ちらりと目に入った脱ぎ捨てていたシャツを掴むと、見せつけるように髪をがしがしと拭いてやった。 すぐに返ってくると思った文句が聞こえてこない。 シャツの隙間から様子を伺えば、こちらを見ているようだったけれど、太陽を背にしているせいで、その表情まではわからなかった。 なによ。 文句があるならハッキリ言えばいーのに。
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