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「なんなのこの二人。感じ悪い~」
えっ!!
ちょっと、香里さん?!
香里は、お茶を飲みながら、二人を交互にみる。
い、いつの間にお茶を準備したんだ…?
「母さんこそ、どうせまた、僕達をコキ遣う為に学校に来たんだろ?」
…す、凄い。
玲音君、当たってる。
香里は、目の前で困った表情で見下ろしている玲音に、平然とこたえる。
「そうだけど、何か文句でも?…と、今日はいつもと違って時間がないから、あんた達、荷物持って早く校門前に来なさい」
さっ、行きましょうとルンルン気分で、美紅の手をひく。
「失礼しました♪」
香里は、とても嬉しいのか、語尾に“♪”付いてしまっている。
香里に続いて、美紅も職員室から出る。
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