世界観

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人里からはいくらか離れた森の中、家の崩れた跡だけが残ったある空き地には、なぜだか、風変わりな者ばかりが流れ着きます。 この空き地を街にしようと思い立ったその人もまた、そういう変わり種の一人でした。 この街は【ブランク】、まだ何もない、空き地の街です。 ・中世末期から近世にかけての魔法はまだあるかな?信じられてるかな?って時代です。 ・建物は何にもないです。辛うじてあるクロムちゃんの住居は、崩れかけた大きな家を補修したものです。雨漏りがひどく床板は軋む、軽いお化け屋敷のような場所ですが、住めないほど酷くもないようです。今のところ、クロムちゃんのお屋敷を人が来る度に増築していますが、自分で建てても構いません。材料?ここは森の中の空き地ですからいくらでもあります。空き地の端から木を切るので、街も少しずつ広がるでしょう。 ・この街はよそ者、変わり者に基本寛容です。 魔法使いでも人間でも人獣でも精霊でも、迫害だの何だのと面倒な目には遭いません。皆どこかしら変人なので慣れきってます。 ・人里からそこまで離れているわけでは無いので、交易なんかで財政は成り立っています。そこまで儲かってもいませんが、貧しくはありません。
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