フレイムキャットと精霊使い

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エクリゥス大陸。 この世界の人々は、火、水、風、土、4つの精霊たちの力を借りて生活をしていた。 中でも、精霊を自在に操る者「精霊使い」という人々がいた。 ・・・・・ 「ヴェルヘルス学園…」 友哉は、朝食を食べながら手紙を読んでいた。 ヴェルヘルス学園、そこは精霊使いを育てる学園。(お嬢様学校である…) なぜ自分が呼ばれたのだろうか? 友哉は精霊使いではなかった。一般的な魔法こそ使えるものの、火の玉で攻撃したり、雷をスラ○ムに落としたりなど到底できなかった。 そして、精霊使いになるには条件があった。 それは、「女性」であること。 とりあえず、考えても仕方ない。 友哉は手紙の続きを読み始める。 「貴殿には午前10時までに、ヴェルヘルス学園まで参上することを命ずる…」 いわゆる、学園まで来いよ。的な手紙であった。 「はぁ~。あの魔女め…」 友哉はため息交じりに、出かける支度をし始めた。
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