3人が本棚に入れています
本棚に追加
エクリゥス大陸。
この世界の人々は、火、水、風、土、4つの精霊たちの力を借りて生活をしていた。
中でも、精霊を自在に操る者「精霊使い」という人々がいた。
・・・・・
「ヴェルヘルス学園…」
友哉は、朝食を食べながら手紙を読んでいた。
ヴェルヘルス学園、そこは精霊使いを育てる学園。(お嬢様学校である…)
なぜ自分が呼ばれたのだろうか?
友哉は精霊使いではなかった。一般的な魔法こそ使えるものの、火の玉で攻撃したり、雷をスラ○ムに落としたりなど到底できなかった。
そして、精霊使いになるには条件があった。
それは、「女性」であること。
とりあえず、考えても仕方ない。
友哉は手紙の続きを読み始める。
「貴殿には午前10時までに、ヴェルヘルス学園まで参上することを命ずる…」
いわゆる、学園まで来いよ。的な手紙であった。
「はぁ~。あの魔女め…」
友哉はため息交じりに、出かける支度をし始めた。
最初のコメントを投稿しよう!