フレイムキャットと精霊使い

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友哉は黒いローブに、革靴といったどこにでも普通にいる格好をしていた。 街まで下りてくると、近くにある馬車に乗る。 馬車にゆられて、まだ眠気が覚めない友哉はうつろ気味に到着まで待った。 30分馬車に揺られ、一つの深い森にたどり着いた。 精霊の森。通称「迷いの森」 「ここ、苦手なんだよな…」 普段から、あまり社交的で他の人と関わることを嫌う友哉には学園、というだけで相当精神的にまいっていた。 しかもお嬢様学校…女性経験なんぞしたことない。考えるだけで憂鬱になる。 目の前には精霊の森。ここは精霊の源「マナ」が豊富でよく妖精たちがイタズラを仕掛け人を、迷子にさせるらしい。 しかし、この森を抜けなければ学園にはたどり着けない。 友哉はゆっくりと歩き始めた。
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