3人が本棚に入れています
本棚に追加
顔を隠しても、やはり友哉も健全な青年。
目のやり場には困った。
そんなことを、考えていると
「消えなさい!変態ぃ!」
少女が火球を投げる!
友哉はとっさに、横に身を投げかわす!
「お、落ち着け!」
友哉は少女を、落ち着かせようとする。少女は、健康な肌色に、つつましい胸、濡れた炎のような髪をしていた。目の色もそれに似て、澄んだ赤色であった。
「もぅ!なんでよけるのよ!」
その答えは明白、当たったら死ぬからだ…
火球が、湖に着弾し水蒸気を発生させる!
「くっ、前が見えん…」
友哉を覆う、水蒸気。その目の前に、いきなり全裸の少女が現れる!
「うあ!?」
いきなりの事態に友哉の思考が、追いつかない。
「死ねぇぇぇ!」
少女の華奢な体から繰り出されたとは思われない、強烈な踵落としが友哉の頭を直撃する。
「くはっ」
目の前がぼんやりする。倒れ際に、少女の下を見たのは気のせいだろうか…
正直、嬉しかった。
そんなことを考え、友哉の意識が飛んでいく。
最初のコメントを投稿しよう!