フレイムキャットと精霊使い

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顔を隠しても、やはり友哉も健全な青年。 目のやり場には困った。 そんなことを、考えていると 「消えなさい!変態ぃ!」 少女が火球を投げる! 友哉はとっさに、横に身を投げかわす! 「お、落ち着け!」 友哉は少女を、落ち着かせようとする。少女は、健康な肌色に、つつましい胸、濡れた炎のような髪をしていた。目の色もそれに似て、澄んだ赤色であった。 「もぅ!なんでよけるのよ!」 その答えは明白、当たったら死ぬからだ… 火球が、湖に着弾し水蒸気を発生させる! 「くっ、前が見えん…」 友哉を覆う、水蒸気。その目の前に、いきなり全裸の少女が現れる! 「うあ!?」 いきなりの事態に友哉の思考が、追いつかない。 「死ねぇぇぇ!」 少女の華奢な体から繰り出されたとは思われない、強烈な踵落としが友哉の頭を直撃する。 「くはっ」 目の前がぼんやりする。倒れ際に、少女の下を見たのは気のせいだろうか… 正直、嬉しかった。 そんなことを考え、友哉の意識が飛んでいく。
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