雨の街

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久遠『なっ駄目じゃ駄目じゃ!!今は雨が降っておるんじゃぞ!こんな時に出たら風邪を引いてしまうぞ』 久遠は今にも屋敷を飛び出しそうな私の手を引っ張りながら言った。 リン『大丈夫だって~ねえいいでしょ!!久遠~』 久遠は私のお得意のキラキラ光線を なんとかかわした。 (ちっかわされたか!!) 久遠『駄目じゃ駄目じゃ!!そんな光線わしにはもう効かないのじゃ!!それに月讀に言われた事をもう忘れたのか?』 リン『う~』 (だって毎日家事ばっかりじゃ疲れちゃうし~どうにかして対策を練らなくてわ) 私は回転の遅い頭を使い説得法をあみだした。 リン『じゃあじゃあ!こうしよう!月讀さんにばれないように屋敷を抜け出す!!』 久遠『それは前に一度失敗しておるのじゃ。見つかってリンの部屋に結界を張られたのを忘れたのか?』 リン『次は大丈夫だよ!対策があるから』 久遠『本当に見つからずに済むのか?』 リン『この前は雨じゃなかったでしょ?雨の日に持っている物といえば~?』 久遠『あっ傘があるのじゃ!!』 リン『そう!傘があれば顔が隠せるでしょ!!』 久遠『なっなるほどなのじゃ!!リンもたまにはいいことを思いつくのじゃ!』 リン『一言余分だよ~』 (てか私の考え単純すぎるよね~まあいっか♪) 久遠『そうと決まればさっそく街へいくのじゃ~!』 私よりノリノリの久遠を可笑しく思いながらも街へ早く行きたいと思っていたので二人で屋敷を飛び出した。
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