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特急電車の乗り場は隣のホームになります。
地下への階段を僕は数段飛ばしで駆け降りて、そして登っていきます。
階段を登った左手に真っ白い特急を見えました。
僕はホームの一番端まで走っていき、前から順番にユウナが居ないか、窓から確認していきました。
ユウナ…………どこ…だ……………
体力的に……というか精神的に余裕がなくなっていたのか、僕は息を切らしながら必死で走っていました。
だけど一番後ろの車両まで来てもユウナの姿は見つかりません。
もしかしたら…………乗ってないのか?
そう思って改札の方に視線を向けましたが、もう一度後ろの方から中をさがしていきます。
……っ!いた!!
僕は電車の中にユウナを見付けました。
先程は気付かなかったけど、奥の隅にサングラスをして反対側の向いて座っている!
ドンドンッ!!
じゅん「オーーーッイ!!!」
窓を思いっきり叩いて僕は叫びました。
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