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恵美と智美に話した後の母さんは異様に怖かったベットに智美が寝ているのを発見した恵美以上の威圧感があった
話はかわるが、毎日の一番風呂は父さんがいつも入っている
前に一度、一番風呂は体に悪い…と言ったことがあるが父さんは
「風呂は一番に入ってなんぼだろ!」
と言っていた
しかし、今日は僕が一番風呂だ
機嫌の悪い母さんを父さんが必死になだめてくれているからだ
「はぁ~…今日は疲れたな…」
一番風呂に入るのは初めてたが、なかなか気持ちいい
父さんが譲らない理由がなんとなく分かる気がする
そんなことを考えていると脱衣所から二人分の声が聞こえてきた
「ちょっ、恵美ちゃん押さないで」
「智美さんが言い出したんですよ!だったら先に行くのは智美さんでしょ?」
「そうだけど…」
なんだか、嫌な予感がする…
一応風呂場の扉の鍵を閉めておこう
と、鍵を閉めようと扉に近づいたとき
ガラガラ!
「ん?ガラガラ?」
僕の目の前にはバスタオルを体に纏っただけの恵美と智美がいた
しかし、それに比べると僕の格好は…
「ヴキャァーーッ!!」
悲鳴をあげたのは僕だけだった
僕は素早い動きで体を反転させた
かく言う恵美と智美は二
人とも顔は真っ赤であったが、どことなく嬉しそうであった
「誠の…」
「お兄ちゃんの…」
二人がそんなことを言い出したため、誠もすごく恥ずかしくなった
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