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僕は
(「だったら仕方ないよね…」と言いながら出て行くのを期待していたんだけど…)
どうやら、出てくれないらしい
「よし、二人とも…」
「「ん?…なに?」」
「出てけぇぇーー!!」
「「は、はいぃー」」
僕は怒鳴りつける事によって、二人を風呂から追い出す事に成功した
勝利の美酒を味わいながら(いや、未成年だから飲んでないよ?)僕は湯船に浸かっていた
僕の幸せな時間が破壊されたのは突然だった
「誠!あんた、何で二人とお風呂入ってあげないの!?」
母さんが風呂場の扉を破壊しながら僕のエデン(風呂)に侵入してきた
「え!?怒られるの僕!?」
「当たり前じゃない!私はね、恵美や智美ちゃんのことを応援しているのよ?」
あ、ご飯の時に言っていたのは応援だったのか…
でも、応援って何の応援なんだろう?
「…だから、わかったわね?」
「えっ、うん」
僕が考えている間も母さんはずっと話していたようで、突然の問いに僕は反射的に了解の返事をしてしまった
「ん、分かればよろしい。恵美、智美ちゃん、入ってきてもいいわよ」
母さんがそういうと恵美と智美が脱衣所に入って来た
「なんですか?おばさん」
二人が呼ばれた理由を母さんに聞くと僕にとって信じがたい言葉を母さんが発した
「二人とも、今日は誠と一緒にお風呂に入ってもいいわ!私が了承を得たからね」
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