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「ちょっと奏聞いてる?」
「き、聞いてるよ、夏也君のことでしょ?」
私の親友相川 美優(あいかわ みゆ)は栗色の髪を揺らしてガクリと肩を落とした。
「はぁ?なんで私が夏也のことなんか話さなきゃいけないのよ。」
「そ、それは……」
美優はニヤリと笑い艶のある唇を開いた。
「私の話より夏也のこと考えるほうが大事なんだねぇ~ 」
「ち、違うよ!夏也君のこと考えてないもん、それに美優と話すほうが大事だよ!」
うぅ、顔が熱いよぉ。
絶対顔赤くなってるよ。
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