第一章 平和な暮らし

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「プゥ~」 「まったく、フィオナには敵わないな」 ユリウスは苦笑いを浮かべ、椅子を引いてフィンリーの隣に腰を下ろす。 「なら、フィンリーも行ってみるか、楽しいぞ狩りは」 「う~、ユウ兄が言うなら」 「うんうん、フィンリーは素直でよろしい」 「どこがよ、もぉ💧」 きつい口調で言うフィオナも、どこか嬉しそうに クスッと笑って晩御飯の支度に戻る。 文句とかを言わせたくないし、我が儘もダメ でも、笑ってくれると嬉しくて 何よりも、可愛く思えてしまう フィオナには自覚が無いが、それはまさに親バカの心情なのだろう そして、今日も一日平和に過ごせたことを祈り 三人は晩御飯を食べるのだった。
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