第一章 平和な暮らし

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PM 7:05 現在、季節は冬なので この時間帯になると、完全に日が沈み、村は暗闇にのまれる。 電気もなく、魔力を扱える者もいないこの村では、原始的な灯りしかないのだ たき火や、蝋燭の灯りだけ。 しかし、そんな弱々しい光も ここでは太陽の光にも負けないくらいに輝いていた。 「また魚。お肉が食べたい」 「文句言わない、最近は管理局からの支給も乏しいんだから、食べられるだけ喜びなさい」 「悪いな、次は狩りに行ってみるよ」 「うん」 「優し過ぎです。ならフィーも明日は狩りにいきなさい」 ユリウスから渡されたお皿を、フィンリーの前に置いてフィオナは言う。 「え~」 「え~じゃない! 家のことは私がやるから、フィーも少しは手伝いなさい」 ビシッ と、フィオナはフィンリーを指差す。
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