拓人逝きます!

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言葉を言った5秒後くらいかな、 ガラスを突き破り、何かが俺に向かって飛んできた。 物凄い速さで。 「何あれ矢!?矢なの!?家の中の人射っちゃうの? なんでゴオーっとかあり得ないと音出してるの?? ありえないでーー ぐはぁぁ!!」 黄金に光る一本の矢は、 ドラゴンホールの漫画とギターを貫通して俺の心臓に突き刺さっていた。 何故か体から血は出ず不思議と痛みはない、 その代わりに体の末端から光の粒子に変わり、俺自身がどんどん消えていくのだ。 これはマズイと思い、矢を抜こうとするがビクともしない。 俺は薄れゆく意識の中、不意に矢に書いてある文字を見つけた。 そこには祝☆当選と書いてあった。 「何が当選だチクショーーーッ」 ある夏休みに、 18歳の青年は行方不明になった。
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