3人が本棚に入れています
本棚に追加
ある夏の日であった。
まだ蝉がうるさく鳴いていて、
普通の高校生であれば夏をエンジョイ?しているような季節に、
そうあの夏の日に
俺の運命は大きく変わってしまったんだ…
ーーーーーーーーーーーーーーー
確か8月の半ばだったと思う。
学生にとって夏休みという至福の時間であるのにかかわらず、
俺たちは学校の中にいた。
暑さが教室を蝕む中、
俺たちは男達で暑苦しく“ある事"をしていた。
…別にアーーッな事ではないぞ
俺にそんな性癖はない。
これだけは断言しておく。
まぁ何やってるかって言われたら
バンドである。
スタジオを借りるのもお金が勿体無かったので
こうして教室を借りて演奏をしていたというわけだ。
教室に防音機能なんて大層なものがついている訳がなく、ガンガン音が漏れている。
最初のコメントを投稿しよう!