拓人逝きます!

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ある夏の日であった。 まだ蝉がうるさく鳴いていて、 普通の高校生であれば夏をエンジョイ?しているような季節に、 そうあの夏の日に 俺の運命は大きく変わってしまったんだ… ーーーーーーーーーーーーーーー 確か8月の半ばだったと思う。 学生にとって夏休みという至福の時間であるのにかかわらず、 俺たちは学校の中にいた。 暑さが教室を蝕む中、 俺たちは男達で暑苦しく“ある事"をしていた。 …別にアーーッな事ではないぞ 俺にそんな性癖はない。 これだけは断言しておく。 まぁ何やってるかって言われたら バンドである。 スタジオを借りるのもお金が勿体無かったので こうして教室を借りて演奏をしていたというわけだ。 教室に防音機能なんて大層なものがついている訳がなく、ガンガン音が漏れている。
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