02:ギルド、行きまぁす!!

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一瞬の浮遊感の後、目の前には深い森が広がっていた。 木々の隙間から太陽の光は僅かしか入っておらず、森は薄暗い。 さて、ブラックウルフを探すかな。 神経を研ぎ澄まし、森の中の魔力を探る。 2kmほど先にそこそこ多い魔力が二つ。 その二つに挟まれたかなり多い魔力が一つ。 依頼のブラックウルフだろう。 俺は音を立てないように走り、ブラックウルフに近づく。 1、2分走るとブラックウルフを目視できた。 此方には気づいていないようだ。 俺は一気に飛び出し、一頭のノーマルなブラックウルフの首に強烈な踵落としを入れる。 ブラックウルフ(長い…次からは黒狼にしよう)は倒れ込み、絶命した。 そのまま俺は着地と同時にもう一頭のノーマル黒狼の顎に膝蹴りを入れる。 黒狼の身体が仰け反る。 その黒狼に後ろから蹴りを放つ。 あ…黒狼地面にめり込んじゃった…。 さて、ラスト。 ノーマル黒狼が体高2mに対し、このでかい黒狼、体高4mくらいある。 さっきみたいに足技で倒せればいいけど。 足に力を込め、攻撃をしようとした瞬間。 黒狼が口を開いた。 狼「お主、天界の者だな?更にその姿…最高神が何故地上にいる?」 狼って喋るんだ…。 てか、俺ここにきて初日に最高神ってのばれまくってんだけど…。 ま、いいか← 龍「そうだ。最高神になったばかりの新米神様だ。地上にいるのは学園に通うためだ」 狼「学園…?神が?」 お、呆けてる。 龍「神ってもまだ16歳だ。学園くらい通う」 狼「ふむ。では、最高神殿に頼みがあるのだ。我を、使い魔にして欲しいのだ」 使い魔ってーと、あれか。 戦闘のパートナーみたいな。 龍「いいよ。ただ、理由を聞いても?」 .
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