02:ギルド、行きまぁす!!

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俺の言葉を聞いて、リルは驚いた目をするが、すぐ優しい目になった(あくまで気がする範囲だ)。 リ「主は優しいのだな」 優しくなんてないよ。 俺なんて。 龍「とりあえず帰るぞ!! そうだ。リル、お前の背中にのって帰ろう!!200kmくらいあるんだが、行けるか?」 リ「もちろんなのだ」 やった!! 俺はリルの背中に乗り、毛を掴む。 それと同時にリルが走り出した。 ───空中を。 しかも速い。 龍「リルって空中走れるんだな!!」 リ「我は身体が大きいのでな。地上を走ると木や川を踏んで潰してしまうのでな。 空に上がれば他の者には見えなくなるのだ。」 なかなか便利ではないか。 20分程でギルド上空に着いた。 乗った感想? ふさふさな走る絨毯だな(笑) 龍「よし。降りるぞ。ギルドに報告に行くけど、リルはどうする?」 リ「主に付いていくのだ」 言うと、リルの身体が縮み、1mくらいの大きさになった。 リルに乗ってた俺は落ちたさ!! もちろん華麗に着地したが!! 龍「リ~ル~? 怒」 リ「すっすまぬのだ!!」 龍「はぁ。行くぞ」 リ「うむ!!」 俺たちはギルドの中に入って行った。 中に入ると、酒盛りをしている男共がリルを見て固まる。 そんなことお構い無しに俺は受付に向かった。 龍「受付さん。これ依頼のやつね」 と、二頭分の牙を受付さんに渡す。 受「お疲れさまです。 ……あれ?二頭分しか無いようですが?」 龍「ん?ああ。一頭デカイブラックウルフが居るって言ってたじゃん?あれ、こいつだったんだ」 と、言いながらリルの頭を撫でる。 きもちいいのか擦り寄ってくる。 受「えー…ホワイトウルフですか?」 龍「たぶんねー。使い魔にしたから問題ないよ。 で、この依頼は成功?失敗?」 受「二頭の討伐に成功、もう一頭も無害になりましたので成功です。報酬はこちらになります」 と、どーんと札束が出された。 わお← 札束もボックスに仕舞う。 龍「どうもー。次の時も宜しくね」 と言い、俺とリルはギルドを出た。 受「あの子が…新しい神帝…。ランクSSのホワイトウルフを手懐けるなんて…。頼りになりそうだわ」 俺が出ていった後のギルドで受付さんが微笑みながら呟いていた。 .
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