02:ギルド、行きまぁす!!

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あのあと学園に戻り、色々と報告した。 リルのことも。 学「お疲れさま。さすが来栖君。あのフェンリルを手懐けるなんてね。 さ、明日から学園だが、君はその姿で通うのかい? 神帝てのがバレちゃうよ?さっきギルドマスターが世界中に発表していたからね」 マスター仕事早いな。 龍「バレる?どうして?」 学「最高神の容姿はこの世界の人達全員が知ってる。そのまま通えば最高神だとバレるし、何れ神帝だともバレるだろう。」 マスターもそんなこと言ってたな。 龍「そっかぁ。じゃ、学園では髪を茶色に、そして短く、長い前髪は上に上げる。目の色も茶色だな。これならバレないだろ?」 学「そうだね。じゃ、明日の朝8時にこの部屋に来てくれ。職員室迄案内するから。 案内役の彼も異世界から来たそうだよ」 異世界…… あいつか? いや、それは有り得ない。 あいつは本物の馬鹿だ。 リアル行方不明に決まっている。 そう願おう。 学園長室をあとにし、俺は寮に向かった。 リルは子犬サイズになり、俺の頭の上で寝ている。 寮は…それはそれはでかかった。 中には赤絨毯、シャンデリア。 豪快過ぎるぜ…。 俺の部屋は11階だ。 エレベーターなるものは見当たらない。 当たり前か。 お、魔方陣を発見。 魔方陣の上に立ち、11階と念じる。 あっと言う間に11階だ!! ボックスから鍵を取り出し、鍵を開けて中へ入る。 龍「ひろ……」 4人家族余裕で住めそうなほど広かった。 リルもあまりの広さにテンションアップ。 走り回ってる。 子犬姿で。 この後は普通に風呂入って、疲れたから早く寝た。 ごはん? なぜか腹が減らない。 調べてみると、神様に食事は必要無いんだと(リルもらしい)。 でも食べれない訳ではない。 嗜好品のようなものだな。 ただ、魔力を使いすぎると空腹になるらしい。 ま、大丈夫だろ。 明日の学園が楽しみすぎて目が冴えた!! なんて事もなく、ぐっすり眠った。 .
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