流れるだけの日常から脱出

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時間は誰しも平等に流れる。 仕事、学校。睡眠、食事。生と死。 世の中はずっとサイクルしている。 全世界の人々は、環境や言葉は違うのに、同じことをしているし、繰り返している。 世の歯車となり、その一生を終えていく。 つまらないことかもしれない。刺激を欲してしまうだろう。 だが、それは全てを奪い尽くすように、空から降ってきた。 忘れることなんてできない運命の日。 それは前触れもなく、突然訪れた。 神の怒りに触れてしまったのか。 悪魔の気まぐれなのか。 だが、わかることはある。 行動しなければ―――― 行き着く先は―――― 何もない世界。
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