紙をくれ。

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「ふぁぁぁ……あー司馬、お疲れ。」 「村上、泊まりだったんだ。」 「……久々にぬ~べ~読みはじめたら結局最後まで読んじった。」 「どうせ近くなんだから一度帰れば良いのに。」 「俺、お前みたいに待てなんか出来ねぇよ。」 「誰がハチ公だ。んで俺秋田犬じゃねぇよ。シバだよ。ダブルで間違えてんじゃねぇよ。」 「朝から冴えてんねー。流石ボッチの腰巾着」 ヒュッ、ゴッ。 ビニールに入った菓子とドリンク類が飛んだ。 「誰がボッチだ。」 三白眼が睨んでいた。 「っ痛ー……おま、ポテチ砕けてんじゃねぇか……。」 「頭蓋骨ごと砕けりゃ良かったのにな。」
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