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明奈side
雄太「明奈、すごく綺麗」
「ありがとう」
私は今、ウェリングドレスに身を包んでいる
・・・そう。今日、私と雄太は結婚するのだ
「アレ?雄太、まだ着替えないの?」
雄太「あ、う、うん。ちょっと・・・ね」
「なんか隠してるでしょ?」
雄太「か、か、隠してないよ」
優馬「そ、そうだよ。信じなよ」
正哉「そうだよ」
「なんかみんな怪しい」
沙羅「そ、そ、そんなことないよ。ね、麻理」
麻理「う、うん。そうだよ」
私が言葉を発しようと、口を開けると
バン!!!
と控え室のドアが開き、雅人が入ってきた
雅人「ま、間に合った・・・」
「えっ・・・何?」
私はそう言ったが、雅人は無言で近づき、お姫様抱っこをしたまま走り出した
「ちょ・・・どこ行くの!?」
雅人「内緒」
雅人はそう言うと
ニカッ
と笑った
私は高校時代から変わらない笑顔を見て、不覚にもときめいてしまった
「(何ときめいているのよ・・・。私には雄太がいるのに・・・。)」
そう思っていると雅人が止まり、私をアスファルトの上に下ろした
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