第四章『結婚式』

2/4
前へ
/23ページ
次へ
明奈side 雄太「明奈、すごく綺麗」 「ありがとう」 私は今、ウェリングドレスに身を包んでいる ・・・そう。今日、私と雄太は結婚するのだ 「アレ?雄太、まだ着替えないの?」 雄太「あ、う、うん。ちょっと・・・ね」 「なんか隠してるでしょ?」 雄太「か、か、隠してないよ」 優馬「そ、そうだよ。信じなよ」 正哉「そうだよ」 「なんかみんな怪しい」 沙羅「そ、そ、そんなことないよ。ね、麻理」 麻理「う、うん。そうだよ」 私が言葉を発しようと、口を開けると バン!!! と控え室のドアが開き、雅人が入ってきた 雅人「ま、間に合った・・・」 「えっ・・・何?」 私はそう言ったが、雅人は無言で近づき、お姫様抱っこをしたまま走り出した 「ちょ・・・どこ行くの!?」 雅人「内緒」 雅人はそう言うと ニカッ と笑った 私は高校時代から変わらない笑顔を見て、不覚にもときめいてしまった 「(何ときめいているのよ・・・。私には雄太がいるのに・・・。)」 そう思っていると雅人が止まり、私をアスファルトの上に下ろした
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加