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今まで着ていたものは同時に送られてきた黒のボストンバッグに入れる。
「よしっ、終わりました。もういつでも旅立てます!」
と調子に乗ってしまったのがいけなかった。
『そうですか…大丈夫だと言うことですし、私はリビングの方でお待ちしておりますので、あとは頑張って下さい。それでは』
「えっ!?ちょっ、待ってください!」
『………』
返答はない。
「これからどうすればいいんだよ…」
と言いつつも手は再度、キツネの心地好い体毛を触る。
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