ナイトメア

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?『今日から寝室ここなの?』   ??『すまないな…まだ進一は、『研究員の息子』ってだけだからな…あまりうろちょろさせられないんだ』   進一『え~!?、そりゃないよ、父さん!』   父『そう残念そうにするな…ぶっちゃけ、私のコネも大きいが、進一の採用は確定なもんだ』   進一『え!?、マジで?』   父『マジで…まぁ、採用が確定となったのは、進一の『真剣な眼差し』に有った』   進一『真剣な眼差し?』   父『あぁ…進一がジョンや他の研究員を質問攻めにしているところを所長が見ていてね…私にこう言ってきたんだよ…『彼は、まるで乾燥したスポンジのようだ』ってね』   進一『乾燥したスポンジ?』   父『つまりだ…吸収が早いって事だよ。質問の仕方、その答えに対する理解力の速さがね…』   進一『なるほど』   ???『進一が私達の部下になる事を、心待ちにしてるわ』   進一『母さん』   父『おっと、もうこんな時間か…そろそろ行こう』   母『そうね…はい、今日の分』   進一『うわぁ…禍々しい色。これ大丈夫なの?』   母『大丈夫よ…それと、ジェシカちゃんと仲良くね』   進一『年頃の男女が、同じ部屋って…どうかと思うよ?』   父『ジェシカちゃんは、私の親友の娘さんだ…変な事するなよ』   進一『じゃあ、一緒の部屋にするなー!、むぎ~!!』   父『そう怒るな…彼女も進一と同じだ。話せば気が合うと思うぞ』   進一『わかったよ…』   父『進一…お前に未来を託す』   母『何が起きても、希望を捨てないで…』   進一『え?』   両親の真剣な顔に、キョトンとする俺   父&母『じゃあ、おやすみ』   扉から離れた両親は、会話を続けていた   母『あなた…私、どうしたら!?』   父『それ以上言うな…私達だけでなく、進一も巻き込む!…それに、進一の身体なら、『アレ』さえ吸収し、無力化するだろう』   母『でも…!』   父『信じるんだ!、進一を』   当時、両親の会話の意味が理解出来なかったが、今なら解る…いや、あの研究所を脱出した時点で、理解していたのかもしれない…   そして、寝室を移された一週間後、俺とジェシカは、S・T・A・R・Sに助けられた…   研究所の真相、両親の行方を知らぬままに…
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