岡田君の変貌

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ある時、学校の階段から飛び降りようとして、いつものように全力疾走で助走を付けて足を踏みきった瞬間、 拭き掃除した時の水が乾ききっていなかったようで、彼は足を滑らせた… 古い校舎だったので、階段の滑り止めは所々剥がれかけた金属プレートになっており、向こう脛をそこに引っ掛け一部骨が見えるほどえぐった。 更に、後頭部を強打、足首を捻挫して尾てい骨も折ってしまった。 近くにいた俺たちは、大急ぎで職員室に知らせに行き、残された者は、どうして良いか判らずにそれをおろおろしながら遠巻きに見ていた。
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